断熱塗装の耐用年数など、メーカー表示はあくまでも目安。

▼断熱塗装の実際の耐用年数を正しく理解。

断熱塗装の耐用年数は一般的に15年とか20年といわれています。

断熱塗装の塗料を比較するのであれば断熱塗料・遮熱塗料のガイナ塗料、キルコート塗料、あるいはミラクール塗料、ドグリーンコート塗料などがあるとされていますが、このほかにもセラミック塗料を用いた断熱塗装もあり、外壁塗装や屋根塗装に、どんな種類の断熱塗料を用いれば良いのか判断に苦しむところです。

断熱塗装による効果は屋根や外壁に関わらず、その遮熱効果は温度換算で10℃とも15℃ともいわれていますが、耐用年数や断熱効果はメーカー各社の実験によるところが大きく、実際のところは、住宅の屋根や外壁に断熱塗装を行ってみなければ正しい数値・結果は出てこないといいます。

塗装工事を本業とするプロのあいだでも、この耐用年数に対して警鐘を鳴らしたり、注意喚起を促したりするところが増えています。

▼地場の工務店には誤解からくる苦情や問い合わせも。

塗装工事を請け負う施工店は地元に根ざして何十年と商売をしてきているところがほとんどで、最近はとくに断熱塗装の需要が増えているものの、メーカーが表示した耐用年数を鵜呑みにしたり、そのまま自宅の屋根や外壁の断熱塗装に当てはめる人が多すぎるといいます。

断熱性能や防水性、耐久年数・耐用年数などはたしかであっても、最終的には施工先の自宅の屋根や外壁が、どのような環境下にあるかによって違いが生じるからです。

また耐用年数は下地処理の仕方いかんによっても変わってきます。

「プロではなくて素人の方がDIYで屋根塗装や外壁塗装を行った場合、下地処理が十分でなかったために塗膜表面の乖離(かいり)や剥奪が起き、それを性能や耐用年数の嘘だと早合点されるケースもあるのです」と~。

▼従来との比較に凝りすぎて“断熱オタク”になる人!?

施工店の職人さんからは、「夏~冬の気候の変動幅にもよりますが、塗料比較を行ってみると従来のシリコン系塗料やフッ素系塗料にくらべ断熱塗料は明らかに省エネ効果が高く、室内温度を下げて電気代を安くするということは認知されるようになりました。

環境にもやさしいと実感された方の声もいただいています」と聞かされる一方で、屋根や外壁の表面温度に神経質になりすぎたり、これまでの塗料と比較して1年後にはどれほど耐久力に格差が出ているのかといったことに関心を寄せすぎたりして、疑心暗鬼に陥るお客さんもいるといいます。

たしかに省エネや耐久性の向上、耐用年数の大幅な伸長などさまざまな面に効果を発揮するのが断熱塗装の特徴ですが、耐用年数や耐久性などのデータはメーカーが示した一応の目安ですから、すべてを照らしあわせても自宅の断熱塗装による効果とは差異があります。

“断熱オタク”のようになってデータを気にしすぎるのも良くないと思います。

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